実録!仁義無き、猿の惑星

猿の惑星 ジェネシス』を観たので、記録。

過去の作品を観たことがあるためか、
オチをどうするの的な、おおぎり的な気持ちで評価しようとする自分を抑えられないのは自然かと思う。

暗にというか、みんな知っているのか、例のオチを知っている体で考えるべきなのだろうか。その辺も困る。

猿の惑星〜」と付けずに映画を作れないものか、まあ作らないよな。

パッと見、色々感じるのだけれど、
猿たちのヒエラルキーを示す(猿山のボス決め)動きに端を発する、どっちが強いかのくだりがとても楽しい。
この辺は意識してか知らずか、ワンピースとかに近いんじゃなかろうか。

異国の地に降り立った男は、地元の有力者に目を付けられるが、
もっと大きな敵の存在から力をあわせ(ひれ伏させている感じもあろうが、)、的な。

原初的な上下を争う感じとか、ルールにはとても厳しかった理だとか、喋らないから仕方が無いのだけれど、いちいち目の芝居が入ったりだとか。

僕には仁義なき戦いに見えて仕方が無かった。

これも大事なところだけれど、
できる限り「殺さない」というルールを守らせるところが、
この猿の軍団の恐ろしい所だと思う。

仁義なき戦いは、
「仁義」を行き交う怖さや現実みたいなものをえがくわけだけども、
人類はこの辺りどう守れるのか。というか仁義ってなんだろう。
経済性みたいなものや、病気への対応などが象徴として出てくるわけだけれど、線引きを難しくしてしまったのが人間なんだろう。

最後の方のシーンは領分を守るようで、そうでない感じを出しているし、
結局守ろうと思っても、流れは止められないのだ、という、
なんだこれも仁義なき戦いじゃないか。

「時代さ。時代にゃあ誰も敵わねえなんだよ」
菅原文太に抱えられながら息絶えるの松方弘樹、最後の言葉uso)



無駄なマニアごころか、
日本人がカバーした猿の軍団の方にすっかり心を奪われてしまって
下の動画の曲が頭に鳴り響いてしまっています。

本家だか昔がいいだかとか言い方に困る。

ただ冷静に考えると
今回の話の流れは人類のミス、というより科学技術の〜に偏っているきもする。