ゼルダの美味しい所だけ パンドラの塔

パンドラの塔 君のもとへ帰るまで - Wii

パンドラの塔 君のもとへ帰るまで - Wii

戦国無双クロニクルに再び始まったテレビゲームの波。
というか時間ができただけなのだが。

それでも気が遠くなるような時間を使うのもぞっとするので
RPGを再開するのはまだちょっと。
結果としては同じような時間を使っているのだけれど。

で、「パンドラの塔」を買ってみました。
今回は購入動機というなら、「社長が聞く」にかなり影響を受けました。
http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/sx3j/vol1/index.html


仕掛けや操作や機能と、演出との関係がそこには書かれていて、
(むろん4年をかけたという話も壮大なのですが、)
関心してしまい。

<感想>
冒頭のムービーシーンの長さが、実にテンポが良く、
本編の流れとちゃんとリンクしていて、無駄なく気になる。

操作が程良くわからない。(チュートリアル的な本編で邪魔せずでてくる)
cとAで大体整理されていることもあり、ジャンプ動作はあるけれど自動なので
大混乱になるほどややこしくは無い。
一方で鎖の使い方がすぐにはわからない。
がむしろ操作者のスキルアップで、パワーアップを体感できたりもして
操作そのものが嬉しくなってしまう。(ゼルダの伝説でいわれる奴)。

結構サクサク進むので気持ちがいいが、結構敵が強いので塔を進むことが怖いのもいい。

扉の封印をあける→ボス(主)の部屋へいく→弱点を探してやっつける。
という、塔(ダンジョン)のフォーマットが決まっていつつ、
それぞれにアイデアが盛り込まれている、つまりルールが明確なパズルでやる気がでる(あゼルダだ)

見えるけれど行けない所が、ある!(ゼルダだ)

複数のダンジョン(塔)を繰り返し進むフォーマットとして、
拠点にいちいち戻るわけですが、
戻ってくる動機付けが面白い。
帰りたくなる。いや帰らないと。


つまるところ……
ゼルダ哲学を違う形で再現したゲームな感じがします。
決して似ているということではないので、誤解なきよう。
機能を主として演出がふりかけのように味をつけているので、
無駄な設定という感じがしない。

今4つ目の塔のところで、4時間位だったと思いますが、
これは下手にゼルダをやるよりも、幸せになれるゲームかも。

パンドラの塔、楽しいと思います。