やっとみた桐島の感想

今も続く道。

やっとみることができた。
まあ他の人の評論はあるのだけれど、
何かミステリーだったり、理由を確認する物語で無い辺り、
確かに青春物語だった。

群像劇でありつつ、同じ日の同じ出来事をなんどか見せる構成は、
人によりその意味や解釈が異なっている、という当たり前なのに乗り越えられないやつを
伝えている。

感じたのは、
自分も含め、なんで夢中で「部活をやっていたのだろう」ということだった。
正確にはなんでもいい。一生懸命やっていたあまねくことに対して、
なぜ、という思いに駆られてしまった。

台詞の中で、
「内申のために部活をやっている」というのがでてくるが、
一聴いやらしく聞こえるが、こちらの方がなんとしっくりくるか。

もちろん、
映画部のやつらに思いがのるパターンなのだけれども、
運動部と文化部の壁、もてる感じとそうでない感じの壁を
見せてくれるのだ。

そんな不合理に堂々ともやもやしながら、
過ごしている青春ヒトの強さ。
馬鹿とも言えるし、まさに半径1mの世界しか見えていない。
それがうらやましくてしょうがない、
と思ってしまったときに、
卒業してしまっているのかもしれない。

わかるやつは、
分かって無いって部分もあるかもしれない。


さて批評でも見るか。