ファイアーエムブレムを改めてやってみたら
■どっち派だったか
凄く昔の話になるが、
ファミコンウォーズとファイアーエンブレムが同じころ発売されて、
なんとなく私はファミコンウォーズ派だった。
人ベースだから嫌だったのか、絵柄が嫌いだったのか、
モチーフのファンタジー的なものがあまり馴染めなくて楽しめる気分ではなかった。
ともかくミリタリー的なものを選んだ。
(そんなことを言いつつのちにナムコの「キングオブキングス」とか、
「セガのバハムート戦記」とかをやりまくったりするのだけれど)
■ファイアーエンブレムにのれないわけ
話はファイアーエンブレムに戻るのだけれど。
ちょっと前にもDSでFFをやってみたころがあったが、
勝ち負けの原因や大きなシステムの流れがわからず、
巨大な面倒くささが頭をもたげて途中でやめてしまった。
ジャンケンを元にした優位性もよく分かるが、
良い意味で何をやっているんだ。人生の無駄だろうと、やめたのだ。
■死ぬ所に物語を見いだせるか
で、改めて最近WiiUで30円でDLできるというから、
ひさびさにファイアーエンブレムを買ってやってみた。
単なる数字のやり取りと、運の確認作業。
というかパズルゲームだろ、という思いで進めていったのだが、
たまたまあるキャラクターがすぐに死んでしまった。
主人公の妹だったか。
「これはいかん。」
やはり死ぬのは気分が悪いではないか。
でちょっとやり直す。死なない方法を考える。
そうやって可能な範囲で完璧を目指す。
まあパズルゲームでしかないのだけれど、
そうやって続けていくと、
また死んでしまった!
偶然街で巡り合ったハスッパな女盗賊みたいなやつだ。
「これはいかん。」
ということでやり直す。しかしまた死ぬ、やり直す。
そんなことの繰り返しを積み重ねていくと、
「まあいいか」と思えるようタイミングがある。
パズルを100%にするということとは違う、
まあ「物語だったら死んでしまう筋もまあ、ありか」というさじ加減の時だ。
おそらくだけれどここがFFの魅力だと思った。
■ひとり大河ドラマ作り
登場人物が死んでしまうとリセットを押す。
またうっかり死んでしまうとリセットを押す。
リセットの邪道性はもうよく分からないのだけれど、
私に言わせれば、大河ドラマの筋を推敲しまくっているようなそんな感覚である。
基本的には、簡単な判断ミスと乱数によって引き起こされたことなのであるけれど。
だからエンディング時に、
キャラクターがいつ死んだかという記録が出るのは
とてもうれしかった。
泣く泣く死を受け入れたこと、
その死は全軍の、もしくは物語の緩急を作ってくれた役者であること、
をちゃんと改めて確認できるのだから。
■ゲームの楽しみ方のピントを合わせられたら幸せ
テレビゲームの楽しみ方というのは、
なかなか言葉にしにくいところがあります。
マリオの操作はやっぱり操作が楽しいわけで。
もちろん判ぜんとしないまま、
まずコントローラーを握ってもいいと思います。
ただ、ピントが合うともっと楽しいと思えるよな、と思うこともあり、
ファイアーエンブレムを久々に味わい深く楽しんだのでした。
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